LIFESAVING
救命艇事業
最新事例
Latest works

フリーフォール型ライフボート(救命艇)
Free-Fall Lifeboat
産‧官‧学が⼀体となり研究‧開発した純国産初のフリーフォール型
ライフボート(救命艇)。世界トップレベルの降下⾼さ30.5mを実現。
フリーフォール型救命艇
ニシエフと株式会社関ヶ原製作所の進水装置との組み合わせ、エフ・アール・ピー・サービス株式会社とのFRPプロジェクト、多くの技術的・人的支援によってニシエフの FF-72S は存在しています。5年という長い研究開発中、ニシエフへご理解・ご助力戴きました関係者の方々、チームメイトに格別の敬意を表す意味でもニシエフ製フリーフォール型ライフボート(救命艇)のシェア獲得にこれから奮闘致します!
ニシエフ フリーフォール型ライフボート(救命艇)ラインナップ
ボートタイプ | 艇種 | 定員 | 全⻑(m) | 全幅(m) | 深さ(m) | 降下⾼さ(m) |
---|---|---|---|---|---|---|
FF-72 | 全閉型 | 30⼈ | 7.20 | 2.74 | 1.00 | 30.5 |
FF-65 | 全閉型 | 25⼈ | 6.48 | 2.47 | 0.90 | 25.0 |
ニシエフ レスキューボート(救助艇)ラインナップ
ボートタイプ | 定員 | 全⻑(m) | 全幅(m) |
---|---|---|---|
F-43 | 6⼈ | 4.30 | 1.60 |

グラビティ型ライフボート(救命艇)
Convention Lifeboat
オープン艇の時代から40年の伝統技術を継承する
グラビティ型ライフボート(救命艇)。
メイド‧イン‧ジャパンの魂が最新SOLASで安全性能を検証。
グラビティ型ライフボート(救命艇)
グラビティ型ライフボート(救命艇)は、吊り索および降下⽤のウインチを使⽤した進⽔装置です。格納位置で全乗組員が乗り込み、救命艇内より遠隔操作にて救命艇の振り出し‧降下‧着⽔を⾏うことが出来ます。
ニシエフ グラビティ型ライフボート(救命艇)ラインナップ
ボートタイプ | 艇種 | 定員 | 全⻑(m) | 全幅(m) | 深さ(m) |
---|---|---|---|---|---|
DML-73 | 全閉型 | 50⼈ | 7.46 | 2.86 | 1.00 |
CML-21 | 全閉型 | 33⼈ | 6.46 | 2.56 | 1.04 |
DML-73S | 耐火型 | 50⼈ | 7.46 | 2.86 | 1.00 |
CML-21S | 耐火型 | 30⼈ | 6.46 | 2.56 | 1.04 |

製造
Production
安全で⾼性能な国産ライフボートをハンドレイアップで製造、
安全意識の⾼い顧客ニーズに応えています。
世界基準を満たした製造
The production that met a world standard
ハンドレイアップ、スプレーアップ、インフュージョン技術は⽇々進化し続ける。変わらないのは国産=安全を意識した製造姿勢。なぜ⽇本製が選ばれるのか?その理由を、ニシエフの製品は持っています。IMOルールをはじめ、⾼まる顧客からの安全性要求へニシエフは真摯に向き合っています。
メンテナンス
Maintenance
MSC.1/Circ.1206の実施に伴うニシエフ製、旧⽯原製ライフボートの⽇本国内点検に対応するため国内主要地域にニシエフ救命艇点検員を配置しています。
世界基準の安全性を誇るFRP造船所
FRP shipyard proud of the safety of the world standard
MSC.1/Circ.1206、1277に準拠したニシエフの救命艇整備認定会社は世界中に200社以上。過酷な海の現場のライフラインであるニシエフの製品を、年に一度きちんと点検、きちんと整備し、海の安全に貢献しています。ニシエフのエンジニアリングには「期待に応えたい!」というハートがあります。IMO規則に準拠したメーカーによる救命艇年次点検、5年次点検、保守・整備に関する質問は、何でもお問い合わせください。国内/海外を問わず点検手配の監督代行業務、パーツの取付け方法に関するテクニカルサポートや、管理会社様向けの安全設備講習まで幅広く海の安全をサポート致します。
基本設計/出荷/艇体/部品修理/定期点検/新IMO規則対応/新規技術開発/関連部品販売/メーカーオリジナルステートメント発行

教育
Education
国の安全検査と同⽔準の検査を⾏うために必要な法令知識、整備技術、作業管理等について講習会を開催しています。
整備⼠教育
Mechanic education
国内サービスネットワーク
未来のニシエフ点検パートナーに、⾼い知識と技術を指導する為のトレーニング‧カリキュラム。フリーフォールの乗艇体験、メーカーだから学べる実機講習が、海外からの参加者に好評です。


パーツサプライ
Parts supply
安全管理のために事前購⼊しておきたい
Pre-purchasing to facilitate safety management
フック、ケーブル、ヘルム、ラダー、「すぐに⼿配しないと船が⽌まる!」「規則とは関係ないけど、本船の安全管理の為に事前購⼊しておきたい」時間の限られた現場まで迅速にパーツ‧サプライ致します。

FPD/落下防⽌装置
Fall Preventer Devices
救命艇の落下事故を防⽌FPD
(NFPD)
Fall Preventer Devices
MSC.1/Circ.1327 countermeasure product. NFPD protects human life. Nishi-F Co., Ltd.のFPD(NFPD)は救命艇の安全を徹底追及し、⽇本で初めてルール適合した国際規格品です。シャックル、スリング単品強度ではなく、NFPDは⼀体品としての強度‧耐久性にこだわりました。使⽤現場に本当の安全性を提供することを考えた落下防⽌装置です。ルール対応だけでなく、⼈命を守る製品を考えました。

コミュニティシェルター
Community shelter
昭和49年から救命艇を⽣産。
搭載する船舶は現在も世界で約3,500隻以上就航しています。
コミュニティシェルター
シェルター内部を当社独自開発のクッション材で覆い、横揺れや衝撃から人体を保護できるように配慮しています。また正立状態において安定した復原性能をもたせると共に、180度転覆した状態から正立状態に戻る性能を付与します。また、万一、シェルター内部が水浸しとなった状態においても沈むことはなく、安定した正立状態を保持します。地元小学校(全校生徒20名)は防災訓練などを積極的に実施されており、地元企業の見学と合わせて、乗艇演習に参加していただくことになりました。さざんか保育園様に2基納入。(株)マストレ様は静岡県、愛知県の代理店となり、官公庁等に販売するため、モデルシェルタ-として1基購入しています。

当社は、昭和49年から救命艇を⽣産しており、搭載する船舶は現在も世界で約3500隻以上(救命艇の数にすると7000艇以上)就航しています。国内で救命艇を製造しているのはニシエフの他にもう1社(信貴造船:堺)しかありません。当社は救命艇の豊富な実績をもとに津波対応避難シェルターの開発に311東⽇本⼤震災以前から着⼿しており、国内初の設置となりました。また、四国運輸局を中⼼に津波対応型救命艇のガイドライン作成の為の技術検討も進⾏中で、今後、注⽬されるものと思います。
津波対応避難シェルターの概要
- 主要⼨法 ⻑さ6.5m 幅2.6m ⾼さ2.8m
- 定員 成⼈(82.5kg:国際規格)換算で、25名
- 構造 FRP(ガラス繊維強化プラスチック)製2重殻構造、ウレタン発泡浮⼒材を充填し不沈構造外舷全周に⼤型の防舷材を配置し、建物や漂流物に衝突した場合の緩衝材としている。
-
その他
漂流⽇数については、7⽇間を想定。
津波の⽅向に船⾸⽅向が向くように船底部の形状を⼯夫している。格納庫の容積については、今後装備する品⽬が増えることも予想されるために⼗分余裕を持たせている。
株式会社ニシエフでは国際海事機関(IMO)が定めるルール”SOLAS”に基づき、救命艇の製造のみならず、⾃社救命艇の点検‧整備も⾏っております。整った体制のもと経験豊富なスタッフが点検‧整備に当たります。国内メーカーだからこそ出来る取扱説明等、乗組員への教育も併せて⾏っております。
営業部 堀内